TOSHIBA Management Console Version 3.5 取扱説明書
本書の構成
第1章 概要
1.システムの必要条件
2.特徴/機能
第2章 TOSHIBA Management Consoleの使用方法
第3章 注意事項
登録商標
Windowsは、米国Microsoft Corporationの登録商標です。
Internet Explorerは、米国Microsoft Corporationの登録商標です。
その他、Readme.htmに掲載の商品の名称は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
第1章 概要
TOSHIBA Management Consoleは、SMBIOS対応のコンピュータのハードウェア情報の管理、
ならびにCIM(WindowsではWMI)に準拠したハードウェア情報の管理を行います。
また、障害をユーザに通知します。
リモート機能(別配布)を用いることにより、リモートで各種機能を実現することができます。
1.システムの必要条件
| サポートOS | Windows 2000 Service Pack 3 またはそれ以降, Windows XP Professional Service Pack 1 またはそれ以降, Windows XP Tablet PC Edition |
| 必要モジュール | TOSHIBA Common Modules |
| 通信プロトコル | TCP/IP |
| 通信手段 | ネットワークアダプタ/モデム |
| 必須ソフトウェア | Internet Explorer 6.0 SP1 またはそれ以降のバージョン |
| モニタ解像度 | 800x600, 256色以上のモニタ解像度 |
| サポート言語 | 日本語 |
2.特徴/機能
TOSHIBA Management Console Version3.5には、以下の特徴/機能があります。
(リモート機能については、別配布とします。)
(1) WMIによるハードウェア情報管理
- シリアル番号, 形番, 資産管理番号, BIOSバージョン, GUID情報, 構成管理
(2) WMIによるソフトウェア情報管理
- インストールされているアプリケーション情報, インストールされているデバイスドライバ情報
(3) WorkGroupレベルの簡易リモート管理機能 (リモート機能)
- アセット情報表示/シャットダウン/リブート等のリモートサポート
(4) 東芝コンソールとの操作性統一とスモールフットプリント(常駐モジュールの削減)
(5) 東芝固有コンポーネントの簡易メンテナンス (リモート機能)
- リモートBIOS更新, リモートソフトウェア配布
(6) 大規模顧客向けの著名管理ツールとの連携機能
- SMS2.0連携, Unicenter(AMO)連携
(7) 最新業界標準のサポート
- WMI(CIM), SMBIOS, Wake-up on LAN, S.M.A.R.T
(8) 障害監視機能
- ディスク装置のS.M.A.R.T機能/バッテリ障害監視/物理メモリ変更通知/SMBIOSイベントログ通知サポート
(9) エクスポート機能
- TOSHIBA Management Consoleに表示される「管理情報」「パーツ情報」「ソフトウェア情報」「詳細情報」をテキストファイルに保存します。
第2章 TOSHIBA Management Consoleの使用方法
TOSHIBA Management Consoleの起動
TOSHIBA Management Consoleを起動するには、[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]フォルダを選択します。
次に[TOSHIBA Management Console]フォルダから[ローカルコンソール]を選択します。
スタートメニュー
起動時は、概要,SMBIOSログを表示します。
表示されるデータは取得のみで、設定はできません。
また、「SMBIOSログ」,「パスワードの注釈」は使用できない機種があります。

スタートメニュー画面
管理情報
マシンの管理情報を表示します。
表示されるデータは取得のみとなります。設定はできません。

管理情報画面
また、カスタマイズボタンをクリックすることにより、表示させるデータを設定することができます。
カスタマイズ前は、システム情報, OS情報, ユーザ情報, オーナー情報を表示しています。
ただし、「パスワードの注釈」が使用できない機種の場合、「パスワードの注釈」の設定項目は表示されません。

カスタマイズ・オプション設定画面
パーツ情報
主要デバイスのインベントリ情報を表示します。
表示されるデータは取得のみとなります。設定はできません。
CPU, Memory ,Display, HDD, CD/DVD, Modem, Network Adapter, Bluetooth, Battery Pack, Docking Station, Monitor, All
よりデバイスを選択することで、
リストビューにデバイス情報のアイテムとデータを表示します。

パーツ情報画面
パスワードの注釈
パスワードの注釈を設定/表示します。
パスワードが登録されると、コンピュータ起動時にパスワードの入力が求められますが、このときにここで設定された注釈が表示されます。
注釈は、半角英数字に限ります。
パスワードの注釈は、取得/設定が可能です。
パスワードの注釈の設定可能な最大文字数は、512文字となります。
ただし、「パスワードの注釈」が使用できない機種の場合、このボタンは表示されません。

パスワードの注釈設定画面
一般情報
システム名称,ユーザ名などのオーナー情報に関するデータを表示します。
システム名称,システム設置場所,ユーザ電話番号はデータの取得/設定が可能です。
システム名称,ユーザ電話番号の設定可能な最大文字数は、64文字となります。
また、システム設置場所の設定可能な最大文字数は、128文字となります。
なお、ユーザ名は取得のみ可能で、設定はできません。

一般情報設定画面
ソフトウェア情報
ソフトウェア情報、ドライバ情報を表示します。
表示されるデータは取得のみとなります。設定はできません。
表示対象は、プログラムの追加と削除に表示されているものです。

ソフトウェア情報画面
詳細情報
WfM2.0基本部分に相当するインベントリ情報を表示します。
インベントリで表示されるデータは取得のみ可能で、設定はできません。

詳細情報画面
PCヘルス
PCヘルスでは、手動で「ディスク装置のS.M.A.R.Tチェック」,「バッテリの障害チェック」,「メモリモジュールの増減チェック」,「SMBIOSログの追加チェック」を行います。
ただし、「ディスク装置のS.M.A.R.Tチェック」,「バッテリの障害チェック」,「SMBIOSログの追加チェック」はできない機種があります。
問題がない場合は、下記のメッセージを表示します。

問題がある場合は、下記のメッセージを表示します。





「ディスク装置のS.M.A.R.Tチェック」,「バッテリの障害チェック」,「メモリモジュールの増減チェック」,「 SMBIOSログの追加チェック」は、以下のようにスタートメニューから始めることもできます。
[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]フォルダを選択します。
次に[TOSHIBA Management Console]フォルダから[PCヘルス]を選択します。
システムにログインするごとに、「ディスク装置のS.M.A.R.Tチェック」,「バッテリの障害チェック」,「メモリモジュールの増減チェック」,「 SMBIOSログの追加チェック」は行われます。
エクスポート機能
エクスポートでは、TOSHIBA Management Consoleが表示している下記情報をテキストファイルに保存します。
1) 管理情報
2) パーツ情報
3) ソフトウェア情報
4) 詳細情報
エクスポートは、以下のようにスタートメニューから始めることもできます。
[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]フォルダを選択します。
次に[TOSHIBA Management Console]フォルダから[エクスポート]を選択します。
第3章 注意事項
- ディスク装置のS.M.A.R.Tチェック, バッテリの障害チェックをサポートしていますが、100%検出できるわけではありません。
- 管理者権限以外でログインした場合、下記に示すような機能制限があります。
- Install/Uninstallはできません。
- 以下に示すデータを変更することはできません。
- 管理情報表示のカスタマイズ
- パスワードの注釈の設定
- 一般情報
- システム名称の設定
- システム設置場所の設定
- ユーザ電話番号の設定
- 管理者権限以外でログインした場合、一部情報が取得できないことがあります。
- Windows XP Professionalにおいて、モデムとビデオ情報が表示されません。